airbnbのホストを始めてついに初のゲストを迎え入れた僕。
しかし、実は本当の感動はまだまだ先、今の感動は序の口だったのです。
初のゲストを見送ってうきうき気分でそのままバイトに。いつもと違った気分でバイトにも精がでます。バイト先に外人のお客さんが来るとついつい先頭にたって対応してしまうのもairbnbで得た感動のおかげかもしれません。
家に帰り、友人と酒を飲みながらairbnbの楽しさについて夜遅くまで語り合い、もっとたくさんゲスト来ないかな?どうすれば来るんだろう?と色々と話し合い、そのまま寝てしまいました。
翌朝、もう昼前になっていたでしょうか、バイトがない日はいつも11時頃まで寝ています。何時かなとふと携帯を見ると、驚くことにまたしてもairbnbにメッセージが来ていました。一瞬、夢かデジャヴューかと思いましたが、急いで確認すると、「やあ、ぜひゲストになりたいです!」とメキシコ人の2人組みから問い合わせが入っていました。
やったあああ、と友人をたたき起こし、また来たぞと興奮気味に「ぜひお願いします。こちらも友人と2人のホストです」と返信。1時間ほどするとまた連絡があり、すんなりとゲストが決定しました。こんなにも早く、というか翌日にすぐに予約が入るなんて、これはなんだかすごいぞ、と2人で大笑いし、その周の週末にくるとのことで、今回はきちんと2人で彼らを出迎えることにしました。
うきうき気分で彼らが来る週末を待ち、もう少しいい環境にしてあげようとゲスト用バスタオルを買ったり、キッチン用品を買い揃えていると、なんとまたairbnbにメッセージが届き、よく見るとメキシコ人2人組みではなく、今度は台湾人のカップルからでした。え?本当?と半信半疑でしたが、とても和室の家が気に入ったとのことで3番目のゲストも予約が決定。とんとん拍子で話がすすむことになんだかすごくうかれてしまい、友人と「これ、まじでやばいな笑」と今までの人生で経験したことのない体験をしていました。
メキシコ人のチェックインを2人で出迎え、彼らの話をよく聞くと、airbnbのヘビーユーザらしく、しかもairbnbを気に入った人は繰り返しairbnbを使用して旅行をするらしく、とてもファンが多いWEBサービスだと知りました。
現地の人と同じ屋根の下で交流でき、わからないこともすぐに聞けてとても便利で、なおかつ短期旅行のように表面的な観光よりも、もっと深く現地に入り込んで、さまざまなことを体験できる点が魅力だということです。
たしかにそうだよなーと思いつつ、これはゲストもそうですが、ホストにとってもとても楽しくて非日常的な感覚を楽しめるサービスだなあと思いました。
そうこうしているうちにメキシコ人の2人ともとても仲良くなり、観光案内をしていると、またしてもairbnbで予約が入りました。今度はオーストラリア人女性1人でした。男がホストなのに女性が1人でくるなんて、と少し驚き、彼女に「同じ家の中に男が2人いますけどいいのですか?」と聞くと、「全然構わないわ。むしろそれがairbnbでしょ?」となんの疑問ももってなく、ああそうなのかと少し自分たちの感覚が普通すぎたのだなあ、と思いました。
その後もカナダ人の家族連れ4人や、タイ人の女子大生、アメリカ人のおじさん、ドイツのカップルなど次々と予約が入り、友人と2人でゲストが来るたびに観光案内や食事に行き、日本の紹介や人生の話、旅行の話、おもしろい外国の話など、これでもかというくらいとても濃厚で深い交流を経験できました。
バイトから帰ってきたら知らない外人が風呂上りに家のテレビを見ているシーンに遭遇してもだんだんと驚かなくなり、むしろ今日は誰がいるかな?と商店街の福引を引くような感じで毎日がとても楽しくなりました。計算してみると家賃と同じくらいの宿泊費収入が入っていました。これには少し驚きました。
そんな日が続いたある日、宿泊していたゲストがすこし怒ったような顔で自分に話しかけてきました。それは・・・つづく